僧帽弁閉鎖不全症の進行速度について教えてください。

進行の速さには、時間をかけてゆっくり進む「慢性」と、突然発症して急激に進む「急性」があります。

進行の速さは人によって大きく違います。多くの場合は何年もかけてゆっくり進むことが多く、定期的な検査で様子を見ながら生活できます。しかし、弁が大きく壊れたり、感染症が起きたりすると急に悪化することもあります。

僧帽弁閉鎖不全症が進行するスピードは、病気の状態によって、大きく2つのパターンに分かれます。

少しずつ時間をかけて進む慢性型

初期の段階では、心臓が弱った働きを補おうとするため、しばらくは自覚症状が出ないまま経過します。 病気が進行してくることで、心臓が持ちこたえきれなくなると症状が現れます。

急激に病状が悪化する急性型

突然発症し、急激に進行するのが特徴です。急に生じた血液の逆流に心臓が対応する間がなく、すぐに激しい息切れや呼吸困難といった非常に強い症状が現れます。

慢性と急性では病気の進み方が大きく異なります。そのため、僧帽弁閉鎖不全症を指摘された場合や高血圧などの治療をしている場合は、息切れや動悸などの症状が出ていないかを確認しながら、心エコー検査などで定期的に経過をみることがとても大切です。

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おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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