好酸球性食道炎はストレスと関連はありますか?
ストレスによって好酸球性食道炎を発症したり、増悪させたりするかどうかは分かっていません。好酸球性食道炎の子どもたちが、その症状や治療の負担によって、ストレスを抱えることがあります。
心理的なストレスが好酸球性食道炎を発症する原因になる、あるいは病状を悪化させる原因になるという医学的な根拠はありません。しかし、一般的に、心理的なストレスがかかると胃酸が分泌されやすくなることや、胃酸が食道の方へ逆流すると食道の粘膜を傷つけることは分かっています。このことからは、心理的ストレスが好酸球性食道炎の病状を悪化させる可能性は否定できません。
また、好酸球性食道炎の子どもを対象とした研究では、およそ70%が、何らかの心理社会的問題を抱えていることがわかりました。たとえば、社会的困難、不安、睡眠障害、うつ病、学校に関わる問題などです。つまり、好酸球性食道炎の症状や治療の負担がストレスにつながる可能性があると言えます。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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