好酸球性食道炎はストレスと関連はありますか?

ストレスによって好酸球性食道炎を発症したり、増悪させたりするかどうかは分かっていません。好酸球性食道炎の子どもたちが、その症状や治療の負担によって、ストレスを抱えることがあります。

解説

心理的なストレスが好酸球性食道炎を発症する原因になる、あるいは病状を悪化させる原因になるという医学的な根拠はありません。しかし、一般的に、心理的なストレスがかかると胃酸が分泌されやすくなることや、胃酸が食道の方へ逆流すると食道の粘膜を傷つけることは分かっています。このことからは、心理的ストレスが好酸球性食道炎の病状を悪化させる可能性は否定できません。
また、好酸球性食道炎の子どもを対象とした研究では、およそ70%が、何らかの心理社会的問題を抱えていることがわかりました。たとえば、社会的困難、不安、睡眠障害、うつ病、学校に関わる問題などです。つまり、好酸球性食道炎の症状や治療の負担がストレスにつながる可能性があると言えます。

個人の見解

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最終更新日

東日本橋内科クリニック 一般内科

平松 由布季 監修

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好酸球性食道炎

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「好酸球性食道炎」とはどのような病気ですか?

好酸球という白血球が食道に集まり、炎症を起こします。炎症により胸のつかえ感や痛みを生じます。

好酸球性食道炎の原因は何がありますか?

なぜ好酸球が集まるかは不明です。アレルギー性疾患を抱える方に多く発症することが分かっています。

好酸球性食道炎ではどのような症状がありますか?

慢性的な食道の炎症により食べ物の通りにくさ、つかえ感、胸焼け、胸の痛みを生じます。

好酸球性食道炎には初期症状はありますか?

食べ物のつかえ感で気づかれることが多いです。乳児では哺乳がうまくできない、嘔吐、腹痛で気づかれます。

好酸球性食道炎の場合、主にどのような治療をしますか?

胃酸分泌を抑える薬の内服や、吸入ステロイド薬の嚥下による治療、食事療法を行います。食道の狭窄部位をバルーンで拡張することもあります。

好酸球性食道炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

子どもの場合は小児科、成人の場合は消化器内科を受診してください。特に胸のつかえ感、胸焼け、胸痛等の症状が続く場合や、それにより食事がとれないような場合は早めに受診しましょう。

好酸球性食道炎のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

好酸球性食道炎の診断基準はなんですか?

飲み込みづらさなどの症状があり、かつ、食道の粘膜に好酸球が一定数以上集まっていることを確認し、診断します。

好酸球性食道炎の内視鏡所見はどのようなものですか?

白色滲出物、粘膜浮腫、縦走溝、輪状溝、食道狭窄・狭細化が特徴的な所見として挙げられます。

好酸球性食道炎は治りますか?

完治は難しく、治療を中断すると再発する病気です。症状が治まり、落ち着いた状態を維持することが重要です。

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