肉離れに対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
RICEと呼ばれる応急処置を行います。
急な動作の際に、強い筋力によって筋肉が引きちぎれてしまうことによって肉離れが起こります。筋肉が痛んでしまった直後は、内出血が生じるせいで腫れが強くなりやすい状態となります。なるべく状態を悪化させないためにも応急処置が重要です。
応急処置の基本はRICEとよばれ、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上)を行います。
内出血による腫れの悪化防止のため、患部を包帯で圧迫しながら氷袋で冷やし、心臓より高い位置にあげて安静にします。
このときに取るべき姿勢は、痛んでしまった筋肉があまり伸びないようにすると良いです。例えば、太ももの裏やふくらはぎの肉離れでは、少し膝を曲げるようにしておくことで筋肉が少し縮んだ状態となります。
これらを15分ほど行うことで、少し痛みが緩和してくることが多いです。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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