乾癬性関節炎とリウマチの違いはなんですか?
どちらも関節に炎症が起こる病気ですが、皮膚や関節症状の特徴や検査結果に違いがあります。
乾癬性関節炎では、発赤や鱗屑と呼ばれる白い鱗状の皮膚の変化、爪の変形などを伴うことが多いです。
筋肉や腱が骨にくっついている部分(付着部)で左右非対称に炎症が起こります。手足の指全体がソーセージのように腫れ、爪に近い指先の関節に痛みが起きやすくなっています。
また、仙腸関節という腰に近い関節に炎症を起こしやすいという特徴もあります。この病気に特有の血液検査はありません。
一方、リウマチでは乾癬様の皮膚症状は起こりません。関節の中の滑膜という部分に炎症が起き、手足の関節が対称的に痛みや腫れを伴います。
指の末端よりは、根本に近い関節に痛みが起こりやすいです。乾癬性関節炎より多くの関節に痛みを伴いやすいこと、仙腸関節の炎症は滅多に起こさない点で異なります。
血液検査では、リウマトイド因子や抗CCP抗体が陽性となる場合が多く見られます。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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