乾癬性関節炎の診断基準はどのようなものですか?
正式な診断基準はありませんが、「CASPAR分類基準」が参考にされています。
乾癬性関節炎は原因が不明で症状が多様な病気であるため、すべての方にあてはまる診断基準は作られていません。しかし、一般的には「CASPAR分類基準」を参考にして診断が行われています。
関節、脊椎、または腱の付着部の炎症性の病変がある方に対して、以下の項目の点数が合計で3点以上になると乾癬性関節炎と診断されます。
- 現在の乾癬(2点)
- 乾癬の既往歴(1点)
- 乾癬の家族歴(1点)
- 爪病変の存在(陥凹、剥離、肥厚など)(1点)
- 指の腫れ(指炎)(1点)
- リウマトイド因子陰性(1点)
- 手・足においてレントゲンで関節周囲の骨増殖像(1点)
この基準により確度の高い診断が行われていますが、当てはまらない乾癬性関節炎の方もいます。逆に、この基準に当てはまる方でも、この病気ではない場合があります。詳しくは医師の説明を受けましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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