早発卵巣不全
「早発卵巣不全」とは、40歳未満で卵巣機能が低下し、3か月以上無月経が続く病気です。月経不順や無月経のほか、更年期症状(顔面紅潮、発汗、動悸)や骨粗鬆症、動脈硬化などのリスクが高まります。妊娠が難しくなることもあります。月経不順や無月経が続く場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。ホルモン補充療法や不妊治療が可能なため、主治医と相談することが大切です。
松本レディースIVFクリニック/成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
病気について
早発卵巣不全とは、40歳未満で卵巣機能が低下し、無月経となる病気です。
手術や放射線などの外的要因や免疫、遺伝子の異常といった内的要因が原因として挙げられます。
20代でも早発卵巣不全になることはあります。
早発卵巣不全でも不妊治療を行うことができます。
両者ともに40歳未満での卵巣機能の低下を表す、ほぼ同様の表現となります。
早発卵巣不全のリスク因子として、早発月経は一般的ではありません。
本格的に閉経となる可能性があります。
症状について
治療について
挙児希望がない場合にはホルモン補充療法を行います。希望がある場合には、残存している卵巣機能に応じて個別化された治療法を試すことになります。
特にありませんが、早発卵巣不全では、将来的な骨粗鬆症や動脈硬化のリスクが上がるため、普段から気をつけるに越したことはありません。
早発卵巣不全に対するホルモン補充療法や不妊症治療は保険適用となります。
卵巣機能を元に戻すことは一般的に困難とされていますが、月経が再開することもあります。
頻度は高くありませんが、早発卵巣不全の治療でピルを用いることもあります。
受診について
診断について
薬について
(参考文献)
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