早発卵巣不全は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
早発卵巣不全では、女性ホルモンなどを使用します。使用する薬剤に応じた副作用があります。
早発卵巣不全に対する主な薬物治療としては、ホルモン補充療法が挙げられます。
ホルモン補充療法とは、エストロゲンとプロゲステロンといった2種類のホルモンを用いて卵巣機能を補う方法です。継続して使用することで、更年期症状の緩和や、将来的な骨粗鬆症の予防などの効果が期待できます。
ホルモン剤の副作用として代表的なものには、吐き気、不正出血、乳房のはりなどがあります。
また、使用方法などによっては子宮体がんや乳がんとの関連も指摘されているため、医師の指導のもと適切に使用する必要があります。
挙児希望がある場合には、不妊治療を行うことになりますが、その治療法は残存している卵巣機能などによっても異なるため、主治医に相談するとよいでしょう。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
日本産科婦人科学会. 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023. 日本産科婦人科学会. 2023
日本内分泌学会.“早発卵巣不全”..https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=76,(参照 2025-02-07).
Philippe Touraine et al. Premature ovarian insufficiency. Primers. 2024, , .
Yu-Qian Shi et al. Premature ovarian insufficiency: a review on the role of oxidative stress and the application of antioxidants. Front Endocrinol. 2023, , .
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