1型糖尿病

1型糖尿病は主に自己免疫の働き（誤って自分の体を攻撃する免疫作用）で膵臓の細胞が壊れ、インスリンが作れなくなる病気です。

1型糖尿病の原因は遺伝子と環境の影響です。遺伝的素因を背景に環境の影響が引き金となって自己免疫反応が起こり発症します。

はい、1型糖尿病になりやすい遺伝子はいくつか報告されています。

いいえ、現在の治療では1型糖尿病は完治しません。

適切なインスリン療法を行い血糖管理を行えば、健康な方と変わらない寿命を保てます。重症の低血糖や合併症を起こすと、まれですが突然死することがあります。

はい、多尿、口渇感、倦怠感、集中力低下、体重減少などの初期症状があります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

1型糖尿病では高血糖のため、口渇・多尿・体重減少、重症例では意識障害などの症状が起こります。

糖尿病を専門とする糖尿病内科や内分泌科を受診してください。

はい、高血糖に伴う症状（口渇感、多尿、体重減少、倦怠感、目のかすみなど）が見られたら病院を受診してください。

血糖変動（特に低血糖）の管理と感染症など体調不良時の対応に注意が必要です。

1型糖尿病はインスリン療法で治療します。持続皮下インスリン注入療法（インスリンポンプ）や持続血糖モニタリング、さらには免疫療法や膵島移植など治療は進歩しています。

1型糖尿病の場合、血糖値の変動が非常に大きく、70mg/dL未満の低血糖から600mg/dLを超える高血糖までさまざまです。