「1型糖尿病」とはどのような病気ですか?
1型糖尿病は主に自己免疫の働き(誤って自分の体を攻撃する免疫作用)で膵臓の細胞が壊れ、インスリンが作れなくなる病気です。
1型糖尿病は、自己免疫機序(誤って自分の体を攻撃してしまう免疫作用)により、膵臓のインスリンを作る細胞(β細胞)が破壊され、慢性的なインスリン欠乏が起こる病気です。血糖値を下げるインスリンが欠乏するため、異常な高血糖になります。
発症年齢は小児期から成人期まで幅広く(発症のピークは思春期)、口渇・多尿・体重減少などの高血糖症状が現れます。有病率は約0.1%で2型糖尿病と比べるとまれな病気です。発症後から生涯にわたりインスリン療法が必要となります。
病気の原因には遺伝的なもの(HLA遺伝子型など)と環境の影響(ウイルス感染、ビタミンD欠乏、腸内細菌叢の変化など)があり、インスリンやグルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD:神経伝達物質に関わる酵素)などに対する自己抗体が現れます。
治療のためインスリン療法が必須であり、最近では持続皮下インスリン注入療法(インスリンポンプ)や持続血糖モニタリングなどの技術が発展し、患者さんの血糖管理は改善しました。1型糖尿病を根治する治療法は確立されていませんが、免疫療法や膵島移植など先進医療の研究が進められています。
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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