BRAF(ビーラフ)遺伝子は、甲状腺がんと関係ありますか?
BRAF遺伝子の活性化変異は甲状腺がんと関係があります。
甲状腺がんのうちBRAF遺伝子変異は乳頭がんで頻度が高く(30〜80%)、未分化がん(10〜50%)にも見られます。
甲状腺がんのBRAF遺伝子変異の陽性率は若年発症の乳頭がんで低く、成人になって発生する乳頭がんの方が高いことも知られています。
BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発甲状腺がんに対しては、ダブラフェニブ(BRAF阻害薬)+トラメチニブ(MEK阻害薬)併用療法が保険適用で使用できます。
公開日:
最終更新日:
東北大学病院腫瘍内科 腫瘍内科
梅垣 翔 監修
(参考文献)
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