1ヶ月健診では赤ちゃんの体重はどのように評価されますか?
赤ちゃんの成長や栄養状態の指標として、体重増加を総合的に評価されます。
1ヶ月健診では、成長や栄養状態を把握するための重要な指標として、赤ちゃんの体重を確認します。
多くの赤ちゃんには、生後3~5日目までに体重が生まれたときから約5~10%減少する「生理的体重減少」が見られます。しかし、通常は出生後2~3週間までに生まれたときの体重に戻り、その後は毎日体重が増加します。
健診では、産科退院時の体重、最低体重などを参考に、体重増加のペースを評価します。なお、1日あたり約30g程度(25~50g)の増加が適切な体重増加の目安とされますが、個人差もあるため、体重だけでなく、授乳状況、排泄の回数、全身状態(活気がよいか、機嫌がよいか)、身長や頭囲の増加なども併せて評価されます。
体重増加が不十分な場合は、母乳やミルクの量、授乳方法や頻度、排泄回数などに問題がないか確認し、必要に応じて栄養指導や授乳支援が行われます。一方、急激な体重増加が見られる場合も、過剰哺乳や基礎疾患(内分泌疾患によるホルモン分泌の異常など)の可能性を考慮する必要があります。
なお、正式名称は「1ヶ月児健康診査」です。
国立国際医療研究センター国際医療協力局 小児科
井上 信明 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
乳幼児健康診査(検査:1ヶ月健診)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ