総蛋白が低い場合、どのような原因が考えられますか?
総蛋白が低い場合、栄養失調や肝臓、腎臓の病気などさまざまな原因が考えられます。
総蛋白が低い場合は、主に以下のような原因が考えられます。
- 栄養不足:特に高齢者では食欲低下や食事の偏りによってタンパク質の摂取量が不足しやすく、低栄養状態から総蛋白が低下することがあります。
- 肝臓の病気:肝臓は体内でタンパク質を合成する重要な臓器です。肝炎や肝硬変などで肝機能が低下すると、血液中の総蛋白が減少します。
- 腎臓の病気:ネフローゼ症候群など腎臓の機能障害によって尿中にタンパク質が大量に漏れ出して、血液中の総蛋白が低下します。
- 消化吸収不良:消化器疾患などで腸からの栄養素の吸収がうまくいかない場合、必要なタンパク質が体内に取り込めず、総蛋白が低下します。
- その他:慢性炎症、感染症などで身体がタンパク質を多く消費する場合も、総蛋白が低くなることがあります。
施設によって若干異なりますが、日本臨床検査医学会は6.6g/dL未満で「基準範囲よりも低い」と定めています。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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