ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン（ボノサップⓇ）では、どのような副作用がみられますか？

ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン（ボノサップⓇ）の主な副作用は、下痢、味覚異常などです。重い副作用には、ショック・アナフィラキシーなどがあります。

重大な副作用

〈すべては記載していませんので、これら以外でも気になる症状がみられた場合には、主治医や薬剤師に相談してください〉

• ショック、アナフィラキシー（いずれも頻度不明、または0.1%未満）：呼吸が苦しくなる、顔や体の赤みやかゆみ、意識が遠くなるなどの症状が現れることがあります。
• 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少（いずれも頻度不明）：発熱、鼻や歯茎からの出血などの症状が現れることがあります。
• 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全（いずれも頻度不明）：体がだるい、嘔吐、皮膚や目が黄色くなるなどの症状が現れることがあります。
• 中毒性表皮壊死融解症（Toxic Epidermal Necrolysis：TEN）、皮膚粘膜眼症候群（Stevens-Johnson症候群）、多形紅斑（いずれも頻度不明、または0.1%未満）：発熱、皮膚の赤みや水ぶくれ、ただれ、目の充血や痛みなどの症状が現れることがあります。
• アレルギー反応に伴う急性冠症候群（頻度不明）：胸痛、息苦しい、意識が遠のくなどの症状が現れることがあります。
• 薬剤により誘発される胃腸炎症候群（頻度不明）：腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れることがあります。
• 急性腎障害等の重篤な腎障害（0.1%未満）：尿量の減少、むくみ、体がだるいなどの症状が現れることがあります。
• QT延長、心室頻拍（Torsade de pointesを含む）、心室細動（いずれも頻度不明）：胸痛、動悸、意識を失うなどの症状が現れることがあります。
• PIE症候群・間質性肺炎（いずれも頻度不明）：発熱、咳、痰、呼吸困難などの症状が現れることがあります。
• 偽膜性大腸炎、出血性大腸炎（いずれも頻度不明）：下痢、腹痛、発熱などの症状が現れることがあります。

その他報告されている副作用

〈胃潰瘍または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に使用した場合〉

• 下痢（10.6%）
• 味覚異常、口内炎、腹部不快感、腹部膨満感（0.1～5%未満）
• 発疹（0.1～5%未満）
• AST、ALTの上昇（0.1～5%未満）