アマンタジン塩酸塩（シンメトレルⓇ️）では、どのような副作用が報告されていますか？

アマンタジン塩酸塩はパーキンソン様症状に使用されることもあり、神経系に作用があります。興奮、睡眠障害、幻覚、不眠といった副作用が見られることがあります。また、催奇形性（胎児の奇形を引き起こす性質）が疑われる報告があるので、妊娠の可能性のある方は使用を控えてください。

その他、アマンタジン塩酸塩では、以下のような副作用が報告されています。
使用中は、これらの副作用の発現に十分注意する必要があります。気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡してください。

重大な副作用

• 悪性症候群（高熱や意識障害などが起こる病気、0.1%未満）
• 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群（重篤な皮膚の症状、頻度不明）
• 視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎、角膜浮腫様症状（頻度不明）
• 心不全（頻度不明）
• 肝機能障害（頻度不明）
• 腎障害（頻度不明）
• 意識障害（昏睡を含む）（頻度不明）、
• 精神症状［幻覚（5%未満）、妄想（5%未満）、せん妄（5%未満）、錯乱（0.1%未満）など］
• 痙攣（0.1%未満）
• ミオクロヌス（頻度不明）
• 異常行動（頻度不明）
• 横紋筋融解症（筋肉が壊れる病気、頻度不明）

そのほか報告されている副作用（頻度：0.1%～5%未満のもの）

• 睡眠障害、眠気、不安、気分高揚、激越、失調、興奮、めまい、頭痛・頭重、神経過敏、集中力障害、不随意運動（ふるえ、ジスキネジアなど）
• 視調節障害（霧視など）
• 便秘、下痢、食欲不振、悪心・嘔吐
• 口渇、立ちくらみ（起立性低血圧）
• 血圧低下
• 発疹（赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称）
• AST、ALT、ALP（肝臓の数値）の上昇
• 脱力感・けん怠感、発汗、網状皮斑（網目状の皮疹）