アフリベルセプト　ベータ（遺伝子組換え）（ ザルトラップⓇ）では、どのような副作用がみられますか？

アフリベルセプト ベータ（遺伝子組換え）（ザルトラップⓇ）の主な副作用は下痢や頭痛などで、重い副作用としては出血や高血圧などがあります。

重大な副作用

• 出血（31.1%）：咳や吐いたものと一緒に血が出る、腹痛、鼻血、意識の低下などの症状がみられます。
• 消化管穿孔（頻度不明）：嘔吐、激しい腹痛、意識の低下などの症状がみられます。
• 瘻孔（0.9%）：嘔吐、腹痛、膣からの出血などの症状がみられます。
• 高血圧（37.4%）、高血圧クリーゼ（頻度不明）：頭痛、動悸、意識の低下、吐き気などの症状がみられます。
• ネフローゼ症候群（0.3%）、蛋白尿（11.9%）：尿量が減る、息苦しい、むくみなどの症状がみられます。
• 好中球減少症（42.6%）、発熱性好中球減少症（3.7%）：発熱、寒気、喉の痛みなどの症状がみられます。
• 重度の下痢（17.1%)：水のような便が何度も出る、腹痛、発熱などの症状がみられます。
• Infusion reaction（15.8%）：呼吸困難、意識の低下、発熱、息切れ、蕁麻疹などの症状がみられます。
• 創傷治癒遅延（頻度不明）：傷が治りにくい、傷口からの出血、発熱などの症状がみられます。
• 可逆性後白質脳症症候群（頻度不明）：頭痛、意識の低下、けいれんなどの症状がみられます。
• 動脈血栓塞栓症（2.1%）：胸痛、息切れ、言葉が突然出にくくなるなどの症状がみられます。
• 静脈血栓塞栓症（7.6%）：皮膚が紫色になる、足がむくむ、胸痛などの症状がみられます。
• 血栓性微小血管症（0.4%）：鼻や歯茎からの出血、あざなどの症状がみられます。
• 動脈解離（頻度不明）：激しい胸痛や腹痛、背中の痛みなどの症状がみられます。

その他報告されている副作用（頻度：5%以上のもの）

• 頭痛
• 発声障害
• 上腹部痛、食欲減退、下痢、口内炎、腹痛
• 手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚色素過剰
• 無力症、脱水、体重減少、疲労