両膝が離れる症状の対処法について、手術以外の方法を教えてください。
10代・男性のご相談
子ども(小学生)が、くるぶしを付けて真っすぐ立つと両膝が離れることが気になっています。病院を受診したところ、レントゲンを撮ったあと、エイトプレートでの手術をすすめられました。しかし、他に対処法があるのか知りたいと思っています。
現在、特に治療を受けている病気や服用している薬はなく、アレルギーもありません。手術以外の方法でこの症状を改善することができるのか、他の選択肢があるのかを知りたいです。どのように対処すればよいのか、アドバイスをいただけると助かります。
お子様が、くるぶしをつけてまっすぐ立つと、両膝が離れてしまうということで、手術をすすめられたとうかがいました。ご心配なお気持ち、よくわかります。
この状態は一般的に「O脚」と呼ばれます。小さいお子様にはよく見られるものですが、小学校高学年になっても両かかとをつけたときに膝の間に指が3本ほど入るようであれば、O脚の可能性があります。
考えられる原因としては、以下のようなものがあります。
- くる病:ビタミンDやリンがうまく働かず、骨の成長がうまくいかない病気です。
- ブロント病:膝の内側の骨の成長がうまくいかず、O脚になることがあります。原因ははっきりしていませんが、体質や負荷が関係していると考えられています。
くる病の場合は、薬で自然な成長を助けることができるかもしれません。一方、ブロント病には特効薬がないため、装具を使った治療や手術を検討することになります。
次に考えるべきステップは以下の通りです。
- 診断の確定:くる病やブロント病など、他の骨の病気の可能性も考慮し、正確な診断を受けることが大切です。
- セカンドオピニオン:手術が必要かどうか、他の治療法があるかどうか、小児整形外科の専門医に相談するのもよいでしょう。
O脚はすぐに手術が必要なケースは少ないです。診断をしっかり受けたうえで、薬や装具による治療の可能性を医師と相談してみてください。セカンドオピニオンを求めることも、安心につながると思います。
お近くの医療機関を探す際は、こちらのリンクをご利用ください。お子様の健康を第一に考え、最適な方法を見つけていきましょう。応援しています。
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