憩室炎と診断されたあとの絶食期間と症状悪化について相談させてください。
30代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。右下腹部の痛みで憩室炎と診断され、食事を控えるように言われたのに、痛みが強くなって食事を再開するように指示されたことに不安を感じているのですね。そのお気持ち、よくわかります。
憩室炎は、大腸の壁にできた小さな袋に便がたまって炎症を起こす病気です。症状としては、お腹の痛みや熱、吐き気などがあります。重くなると腸が詰まったり、穴が開いたりすることもあるので注意が必要です。特に右下腹部の痛みは、虫垂炎(いわゆる「もうちょう」)と似ていることがあるので、間違えやすいです。
治療は、炎症を抑えるために薬を使ったり、食事を控えて腸を休ませたりします。軽い場合は通院での治療も可能ですが、症状が強い場合は入院が必要になることもあります。
もし、痛みが強くなっているなら、症状が悪化している可能性もあるので、もう一度診察を受けることをおすすめします。
【次のステップ】
1. 現在の症状を医師に伝える
痛みが強くなっていることや、夜に冷や汗が出るほどの痛みがあることを、医師にしっかり伝えましょう。不安に思っていることも、率直に相談することが大切です。
2. 検査結果を確認する
血液検査やCTなどの結果を確認し、炎症の程度や他の病気がないかを、医師に詳しく説明してもらいましょう。
3. 治療方針について相談する
食事を再開するタイミングや、今後の治療について、医師とよく話し合い、納得できるまで説明を受けましょう。痛みが強い場合は、食事を控えたり、点滴を続ける必要があるかもしれません。
4. セカンドオピニオン
もし、医師の説明に納得できない場合や、ほかの意見を聞きたい場合は、セカンドオピニオンを考えてみましょう。これは、ほかの医師の意見を聞くことで、より納得のいく治療法を選ぶための方法です。かかりつけ医に紹介状を書いてもらうと、他の病院を受診できます。
【まとめ】
憩室炎の治療では、症状が落ち着くまで食事を控えることが大切です。痛みが強くなっている場合は、食事を再開するタイミングを見直したり、他の病気の可能性を考える必要があるかもしれません。現在の症状や治療について、医師に詳しく相談し、納得できるまで説明を受けましょう。セカンドオピニオンを受けることもよい選択肢です。お大事になさってくださいね。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ