神経障害性疼痛の疑いがあります。セカンドオピニオンを求める場合、何科を受診すべきか教えてください。
50代・女性のご相談
ご相談いただき、ありがとうございます。お怪我の治療が長引き、さらに辛い痛みが出てきたとのこと、大変心配ですね。皮膚の再生がうまくいかず、電流が走るような痛みや衣服が触れるだけでも痛むのは、本当にお辛いことと思います。
【受診のおすすめ】
現在、皮膚科で治療を続けていらっしゃるとのことですが、セカンドオピニオンを考えているのですね。より良い治療法を見つけるための大切な一歩です。
1. 形成外科
形成外科は、皮膚の治りにくい傷の治療を専門としています。皮膚の再生を促すための専門的な知識や技術を持っており、神経の損傷やそれに伴う痛みについても相談できることがあります。新たな視点からのアドバイスが期待できます。
2. ペインクリニック(麻酔科)
「電流が走るような痛み」や「衣服が擦れるだけでも痛む」という症状は、神経が関係している可能性があります。ペインクリニックでは、こうした痛みの診断と治療を専門に行っています。痛みを和らげるための治療法を提案してもらえるかもしれません。
【今後の進め方について】
・紹介状の準備
他の医療機関でも意見を聞きたいことを伝え、これまでの治療内容をまとめた紹介状を作成してもらうと良いでしょう。紹介状があると、次に受診する医療機関の医師が状況を把握しやすくなります。
・症状の整理
受診の際には、いつからどのような症状があるのか、どのような時に痛みが強くなるのか、これまでの治療で効果があったこと・なかったことをメモにまとめておくと良いでしょう。
【考えられること】
・皮膚再生の遅れについて
お怪我の部位や深さ、感染の有無、血流の状態などが影響している可能性があります。形成外科では、これらの要因を評価し、再生を促すための治療法を検討します。
・痛みについて
痛みの性質から、神経が関与している可能性があります。怪我の際に神経が損傷したり、治癒過程で神経が過敏になったりすることが考えられます。
【まとめ】
足のくるぶし上部のお怪我の治療が長引き、皮膚の再生が思わしくないこと、そして新たに出現した辛い痛みについて、大変心配ですね。まずは形成外科を受診し、皮膚の状態を詳しく見てもらうことをお勧めします。また、痛みに関してはペインクリニックへの受診も有効です。どちらの診療科を受診するにしても、紹介状を用意し、これまでの経過を正確に伝えることが大切です。一日も早く、お辛い症状が和らぎ、快方に向かわれることを心よりお祈りしています。どうぞお大事になさってください。
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