性交時の膣痛の原因について教えてください。

質問者のイラスト

50代女性のご相談

性交時に痛みを感じることがあり、原因を知りたいと考えています。高血圧の治療を受けていますが、5ヶ月ほど前から膣内に痛みが生じ、耐えられずに産婦人科を受診しました。最初にクリーム型の抗生剤を処方されましたが、効果がなく、その後ホルモン剤や別のクリーム剤を処方されましたが、改善しませんでした。膣の入口も赤いままでした。 別の婦人科を受診し、膣内に菌が見つかったため膣錠を1週間使用したところで、少しずつ改善しましたが、排尿時に違和感が残りました。 さらに1ヶ月使用後、症状が悪化したため、再び別の種類の腟錠を1週間使用しましたが、排尿時の違和感は続きました。その後、飲み薬に変えて1週間服用し、排尿時の違和感はなくなりました。 しかし、性行為時に膣内に痛みを感じ、膣の入口が赤くなりました。現在、通常の生活では膣内の違和感はありませんが、性行為時のみ痛みが生じる原因を知りたいです。どのように対処すれば良いか、アドバイスをいただけると助かります。
医師の回答

ご相談いただきありがとうございます。性交時に痛みを感じていらっしゃるとのこと、大変お辛いですね。これまでにいろいろな治療を試されたのに、まだ痛みが続いているとのことで、心配なお気持ちお察しします。

性交痛の原因は一つではないことが多いです。以下に考えられる原因をいくつかご紹介しますね。

1. 萎縮性腟炎

女性ホルモンの変化で腟の粘膜が薄くなり、乾燥しやすくなることがあります。これが原因で摩擦が起こり、痛みを感じることが多いです。治療には腟錠や保湿剤、潤滑ゼリーなどが使われますが、効果が十分でない場合もあります。治療の方法や頻度を見直すことも大切です。

2. 腟口部の狭小化による損傷・炎症

腟の入口が狭くなると、痛みや炎症が起こることがあります。潤滑ゼリーを使ったり、無理をせずに休むことも大切です。場合によっては、手術を考える方もいらっしゃいます。

3. 感染症

細菌やカンジダなどの感染症が原因で痛みが続くこともあります。おりものの検査で確認することが大切です。

4. 子宮内膜症

子宮内膜が子宮以外の場所で増える病気で、痛みを引き起こすことがあります。他の原因が見つからない場合に考えられます。

5. 子宮筋腫や子宮腺筋症

これらは良性の腫瘍ですが、痛みの原因になることがあります。診断には内診や超音波検査が必要です。

6. 心理的な要因

過去の経験やストレスが痛みに影響することもあります。心療内科の受診を考えることも一つの方法です。

【受診の目安】

痛みが続く場合は、婦人科を受診して相談することをお勧めします。特に、性交時の出血、発熱、おりものの異常、強い下腹部痛がある場合は、早めに受診してください。

【まとめ】

性交痛の原因はさまざまです。適切な検査と治療を受けることが大切ですので、婦人科での相談をお勧めします。どうぞお体を大切になさってくださいね。お近くの婦人科を探す際には、インターネットなどもご活用ください。お大事にしてください。

ユビーAIパートナーユビーAIパートナーに聞いてみよう

特に知りたいことは何ですか?

利用規約プライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。

公開日

相談日

初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。