えづきと吐き気が1週間以上続いています。症状が良くならない・悪化しているので相談させてください。
20代・女性のご相談
現在、1日中吐き気が続いており、特に朝にえずくことが多く困っています。仕事を休むと症状が軽減することもありますが、吐き気は1週間以上続いており、改善の兆しが見られません。
すでに病院を受診し、治療を受けていますが、症状が良くならず、むしろ悪化しているように感じます。
アレルギーはありませんが、他の病気で治療中です。この状況について、どのように対処すれば良いのか、医師のアドバイスをいただけると助かります。
ご相談いただきありがとうございます。1週間以上も続く吐き気や朝のえづきでお仕事にも影響が出ているとのこと、本当にお辛いですね。すでに病院を受診されたとのことですが、症状が良くならず不安なお気持ち、お察しします。
お仕事をお休みすると症状が軽くなるというのは、診断にとって大切な情報です。
【症状が良くならない・悪化していることについて】
症状が改善しない、または悪化している場合、いくつかの原因が考えられます。
- 診断の見直し:現在の診断や治療が、今の状態に合っていないかもしれません。
- 原因が複数ある:吐き気やえづきの原因は一つではなく、いくつかの要因が関係していることもあります。
- 他の病気や薬の影響:現在治療中の病気やその薬が、吐き気に関係している可能性もあります。
【次のステップとして考えられること】
症状が続いているので、以下のことを考えてみてください。
1. 再度、病院を受診する
- 前回受診した病院で: 症状が改善しないことや、仕事を休むと軽くなること、朝のえづきが強いことを詳しく伝えてください。治療中の病気や薬についても正確に伝えることが大切です。
- 別の病院を検討する: 現在の病院で十分な説明や改善が得られない場合、別の病院で相談するのも一つの方法です。その際、これまでの経緯や検査結果、治療中の病気や薬の情報を持参するとスムーズです。
- 心療内科の受診も考慮に入れる: ストレスが症状に影響している可能性もあります。身体的な原因が見つからない場合や、ストレスが強いと感じる場合は、心療内科で相談することで、症状が和らぐこともあります。
2. 受診時に医師に伝えるべき情報
- 症状が始まった時期
- 吐き気やえづきの具体的な状況(いつひどいか、食事との関係、嘔吐の有無など)
- 仕事を休むと症状がどう変わるか
- 現在治療中の病気の名前と、服用している薬の名前・量・期間
- これまでに受けた検査とその結果
- 他に気になる症状(腹痛、頭痛、めまい、便通の変化など)
- 生活習慣の変化(食事、睡眠、ストレスなど)
- (女性の場合)妊娠の可能性について
【考えられる原因について】
いただいた情報だけでは断定はできませんが、一般的に吐き気やえづきを引き起こす可能性のあるものとして、以下のようなものがあります。
- 消化器系の問題:逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、機能性ディスペプシアなど
- ストレスや自律神経の乱れ:仕事の状況で症状が変わることから、ストレスが自律神経に影響している可能性もあります。
- 薬の影響:現在治療中の病気の薬の副作用として吐き気が出ることもあります。
- その他:妊娠初期のつわり、耳鼻咽喉科系の問題、まれに脳の問題なども原因となることがあります。
【ご自身でできる対処法】
- 消化の良い食事を心がける:脂っこいものや刺激物、カフェインを避け、少しずつよく噛んで食べましょう。
- 十分な休息と睡眠:体調が優れない時は無理をせず、しっかりと休息をとることが大切です。
- ストレスを溜めない工夫:リラックスできる方法を見つけ、気分転換を心がけてください。
- 水分補給:吐き気がある時でも、脱水を防ぐために少しずつこまめに水分を摂るようにしましょう。
【まとめ】
1週間以上続く吐き気とえづき、そして仕事との関連性を考えると、まずは再度病院を受診し、原因を特定することが大切です。その際には、治療中の病気や服用中の薬について正確な情報を提供し、症状の詳しい経過を医師にお伝えください。原因に応じて適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。どうぞお大事になさってください。
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