シェーグレン症候群の疑いと診断、治療方針について相談させてください。

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50代男性のご相談

数年前から口の渇きや口内のヒリヒリ感、軽いドライアイに悩まされています。 過去に膠原病クリニックと歯科を受診し、精神科や内科の薬の副作用を指摘されましたが、減薬しても症状は改善しませんでした。ガムテストや血液検査では異常は見られず、頭部MRIとレントゲン検査でシェーグレン症候群の疑いがあると診断されましたが、口腔外科での生検では陰性でした。 口腔乾燥改善のお薬を処方され、口渇は緩和されましたが、副作用で服用を中止しました。現在、口渇は治まっていますが、上顎から粘性の高い分泌液が出て、歯並びに影響が出ています。この症状を主治医に訴えましたが、認めてもらえず、納得のいく治療を受けられませんでした。 転院を希望しましたが、情報提供が得られず、現在は通院していません。この2年で虫歯や歯周病が悪化し、歯を失う事態に陥っています。シェーグレン症候群かどうかにこだわらず、総合的な観点から治療を受けたいと考えています。母方の祖母がシェーグレン症候群と診断されており、症状が似ているため、同病を疑っています。どうかアドバイスをいただけると助かります。
医師の回答

ご相談いただきありがとうございます。長い間、症状に悩まされていることや、診断がはっきりしないこと、治療に対する不安を抱えていらっしゃること、お察しいたします。

数年前から口の渇きや口内のヒリヒリ感、軽いドライアイに悩まされているとのことですね。ご家族の病歴からシェーグレン症候群を疑われ、いくつかの検査を受けられたものの、確定診断には至らなかったと伺いました。お薬を使用して口の渇きは少し良くなったものの、副作用で中止されたとのこと。現在は上顎部の分泌過多や歯の問題が出てきているのですね。

シェーグレン症候群は、口や目の乾燥症状から疑われることが多いです。診断には、いくつかの検査結果が必要で、例えば唾液や涙の分泌量の低下、特定の抗体の有無などがポイントになります。これらの条件を満たさない場合、服用中のお薬の副作用の可能性も考えられます。再度、専門の医師に相談されることをお勧めします。

口腔乾燥改善のお薬は副作用で継続が難しい方も多いようです。他にも、同じ効果で別のお薬がありますが、こちらも消化器系に影響が出ることがあります。

人工唾液やこまめな水分補給で症状が和らぐ方もいらっしゃいます。

上顎からの分泌物については、シェーグレン症候群とは異なる可能性があり、歯や口腔の問題が考えられますので、歯科や耳鼻咽喉科の先生に相談されると良いでしょう。

今後の対応としては、総合病院での再評価をお勧めします。歯科や耳鼻咽喉科との連携も大切です。また、服用中のお薬との関係も考慮する必要があります。

シェーグレン症候群の診断には、いくつかの検査結果と症状を総合的に判断する必要があります。現時点では確定診断には至っていませんが、症状が進行していることから、専門の医師による再評価が望ましいです。お近くの医療機関を探す際には、こちらのリンクをご利用ください。どうかご自身の体を大切に、無理をせずにお過ごしくださいね。

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