くるぶしが痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/04/16
「くるぶしが痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
くるぶしが痛むという症状について「ユビー」でわかること
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「くるぶしが痛む」のQ&A
- A.
積み重なる負荷や加齢が原因となる病気の可能性を考えますが、他の病気の可能性にも注意が必要です。
解説扁平足や変形性足関節症といった、繰り返しかかる足首への負担や加齢によって足の変形が徐々に進む病気では、初期の場合では見た目の変形がほとんど無い場合があります。また、見た目の左右差が少ないことから腫れが分かりにくい場合があります。
このような場合でも、レントゲン検査では初期変化がわかる場合があります。
しびれも共に感じる場合には、腰や足の神経の障害が原因となっている場合があります。腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の病気や、足根管症候群などの足の病気があります。どちらもくるぶしを含んだ広い範囲に症状を感じる場合が多いです。
それ以外の病気の可能性が全くないわけではありません。
捻った・ぶつけた・高いところから着地したなどの怪我がなければ、捻挫や骨折の可能性は少ないとは考えられます。ただし、症状によっては念のためレントゲン検査により確認する必要がある場合もあります。
細菌感染症や痛風発作・関節リウマチなどの炎症が強く生じる病気では、通常腫れが目立ちます。しかし、これらの病気でも軽度の症状では腫れがはっきりしない場合があります。血液検査で確認が必要な場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る臼井 正明, 井上 一. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p. 1902-1907.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25).
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-06-25). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下のような症状があるときは、「足関節骨折」「腓骨筋腱脱臼」「細菌感染症」などの早く治療を必要とする病気の可能性があるため、早急な整形外科の受診をおすすめします。
- スポーツや仕事で足を強く捻った、高い所から落下した後から強い症状がある
- 歩けないほどの強い痛みが急に始まった
- 明らかに大きく腫れている
- 広い範囲に内出血がある
- 赤みと熱を持っている
腫れや痛みが少なく、歩くのに大きな支障が無い場合には少し様子を見ることができます。1週間ほどしても症状が無くならない、悪くなる場合などには病院を受診しましょう。
基本的には整形外科の受診が適切ですが、痛風や関節リウマチの可能性を指摘されたことがある場合や、その治療中の方の症状が悪化した場合には、通院中の内科を受診しましょう。
なお、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできますのでご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る臼井 正明, 井上 一. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p. 1902-1907.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25).
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-06-25). - A.
くるぶしとは、足首の内側と外側に触れる丸みのある突起を指します。この部分に痛みを感じる症状です。
解説くるぶしとは、足首の内側と外側に触れる丸みのある突起を指します。
これらは、2つの骨(内側は脛骨:けいこつ、外側は腓骨:ひこつ)の末端にあたります。ともに足関節の一部であり、立つ・歩く・走るなどの足の機能に大きく関わります。
「くるぶしの痛み」は、内側か外側のどちらかだけに起こる場合が多いですが、両側をふくめて足首全体に痛みを感じる場合もあります。走るなどの運動の際だけ痛みを感じる場合もあれば、寝ている時のように安静にしていても痛みが強い場合もあります。
腫れや赤み、内出血などの見た目の変化を伴う場合もあれば、あまり見た目の左右差が無い場合もあります。
これらの症状の違いは、足首のまわりに起こった病気によって異なります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖-人体解剖から紐解く足関節の機能-. 理学療法学. 2013, 40, p. 326-330.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25). - A.
腫れの原因によって治療や予防方法が異なります。原因がはっきりしない場合には、まずは病院を受診しましょう。
解説くるぶしの痛みの治療や予防方法は、原因によってさまざまです。
原因がはっきりしない場合には、まずは病院を受診して診断をうけましょう。打撲や捻挫、骨折などの怪我の場合
スポーツや仕事で足を捻った、高い所から落下した後から症状が始まった場合には、怪我が原因と考えられます。まずは安静にできるところへ移動して、氷や保冷剤で患部を冷やしながら、軽く圧迫して応急処置を行います。
歩けないような強い痛みがある場合や、腫れが強いには早めに整形外科を受診して診断をはっきりさせましょう。骨折や捻挫の程度によっては、ギプスなどの固定や松葉杖歩行が治療に必要となります。繰り返しかかる足首への負担や加齢が原因の場合
長時間の立ち仕事や歩行、スポーツでの足の酷使、肥満などにより足首に負担がかかり続けることで、足首の軟骨がすり減ったり、つちふまずのアーチ構造が保てなくなったりします。足首の軟骨がすりへった状態を「変形性足関節症」、つちふまずがなくなった状態を「扁平足」と呼びます。
関節リウマチや、過去にあった足首の骨折や細菌感染症が原因となっている場合もあります。
治療には、足底板(靴のインソール)や装具の使用やストレッチなどの運動療法があります。痛みを和らげるために、痛み止めの飲み薬や湿布を使用する場合もあります。
痛みにより歩くのが大変な状況が続く場合には、手術が検討されることもあります。
繰り返しかかる足首への負担を減らすことで、変形や痛みなどの病気の進行を遅らせることができる場合があります。後で痛みが出てくるような負担が足首に長時間かかることを避けるようにしたり、痛みが出にくい靴や足首のサポーターを利用したりすることも有効です。痛風が原因の場合
足首や足の指に腫れや強い痛みが急に現れた場合には、痛風の可能性があります。
安静にして痛み止めを飲むことで、症状が楽になることが多いです。
尿酸値の高い人や痛風の治療中の方が、水分不足や暴飲暴食の後に痛風発作を起こして足首の腫れや痛みにつながることがあります。
予防のためには熱い日の水分不足に気をつけることや、高カロリー・アルコール過多に気をつけた生活を行うことが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る臼井 正明, 井上 一. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p. 1902-1907.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25).
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-06-25). - A.
痛みが強い場合や腫れている場合、症状が長引く場合は整形外科を受診しましょう。
解説「くるぶしが痛い」という症状について、専門的な診療を行っているのは整形外科です。まずは整形外科を受診しましょう。
スポーツや仕事、交通事故で足首を怪我した際に、見た目は軽くても靱帯の損傷が重度である場合や、骨折があったりしても専門の医師ではないと、診断がつかない場合があります。
ただし、痛風や関節リウマチが原因であると分かった場合、内科の受診をすすめられる場合があります。
また、歩けないほどの強い痛みが急に始まった場合には、骨折や痛風発作の可能性があります。特に、骨折では初期から適切な治療が必要なため、早急に病院を受診しましょう。
足首が赤く腫れて熱をもっている場合、細菌感染症の場合があります。すぐに抗生物質による治療が必要な場合があるため、早急に病院を受診しましょう。
その他の場合で、腫れや痛みが少なく、歩くのに大きな支障が無い場合には少し様子をみることができます。1週間ほどしても症状が無くならない、悪くなる場合などには病院を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る臼井 正明, 井上 一. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p. 1902-1907.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25).
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-06-25). - A.
怪我、積み重なる負荷、加齢による変形、痛風・関節リウマチなどの関節の炎症などがあります。
解説くるぶしの痛みの原因には、打撲・捻挫・骨折などの怪我、繰り返しかかる足首への負担や加齢による変形、痛風やリウマチによる関節の炎症などがあります。
これらが原因となる病気は、以下のとおりです。足首の怪我
打撲や捻挫
内出血が目立つ場合には骨折に注意が必要です。
骨折
内側のくるぶしは脛骨(けいこつ)、外側のくるぶしは腓骨(ひこつ)という名前の骨の一部です。足首を強く捻ると、両方の骨が骨折することも少なくありません。
腱の脱臼
外側のくるぶしの後ろを通る腓骨筋腱(ひこつきんけん)という腱が、くるぶしを乗り越えて前に移動する(=脱臼)怪我です。
繰り返しかかる足首への負担や加齢による変形
変形性足関節症
足首の骨の軟骨がすり減ることで、くるぶしの腫れや、歩いた際の痛みが起こります。女性に多く、内側のくるぶしに起こりやすいとされます。過去の大きな怪我や、細菌感染症などが原因となる場合があります。
(大人の)扁平足
つちふまずが無くなる病気ですが、大人の場合では内側のくるぶしのまわりの痛みや腫れが先に見られる場合が多いです。つちふまずを支えるための腱が、内側のくるぶしのまわりで傷つくため、症状が起こります。
足根管症候群
内くるぶしのすぐ下には足根管というスペースがあります。足根管症候群は、ここを通る神経に障害が起こる病気です。内くるぶしや足の裏に痛みやしびれを感じます。変形性足関節症や扁平足なども原因のひとつです。
関節の炎症
痛風
痛風は、足首でも痛みや腫れを起こす場合があります。
関節リウマチ
関節リウマチでは、手や足のさまざまな関節で、腫れや変形を起こします。足では、親指が変形して外反母趾となったり、足首が変形して腫れたり扁平足となったりします。
細菌感染症
足は擦り傷や打撲などの怪我をしやすい場所です。そこから細菌が入り、足首の皮膚や関節のまわりに炎症を起こして、腫れや熱をもつ場合があります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る臼井 正明, 井上 一. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p. 1902-1907.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般社団法人日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-06-25).
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-06-25).
くるぶしが痛むという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【高尿酸血症】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科