くるぶしの外側が痛い?足首やくるぶしが痛い原因は?腫れていない/捻っていないのに痛いのはなぜ?
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足首が痛いですが、腫れていないし、捻っていません。何が原因なのでしょうか?
足首が痛いですが、腫れていないし、捻っていません。何が原因なのでしょうか?
積み重なる負荷や加齢が原因となる病気の可能性を考えますが、他の病気の可能性にも注意が必要です。
扁平足や変形性足関節症といった、繰り返しかかる足首への負担や加齢によって足の変形が徐々に進む病気では、初期の場合では見た目の変形がほとんど無い場合があります。また、見た目の左右差が少ないことから腫れが分かりにくい場合があります。
このような場合でも、レントゲン検査では初期変化がわかる場合があります。
しびれも共に感じる場合には、腰や足の神経の障害が原因となっている場合があります。腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の病気や、足根管症候群などの足の病気があります。どちらもくるぶしを含んだ広い範囲に症状を感じる場合が多いです。
それ以外の病気の可能性が全くないわけではありません。
捻った・ぶつけた・高いところから着地したなどの怪我がなければ、捻挫や骨折の可能性は少ないとは考えられます。ただし、症状によっては念のためレントゲン検査により確認する必要がある場合もあります。
細菌感染症や痛風発作・関節リウマチなどの炎症が強く生じる病気では、通常腫れが目立ちます。しかし、これらの病気でも軽度の症状では腫れがはっきりしない場合があります。血液検査で確認が必要な場合があります。
(参考文献)
くるぶしが痛い原因や考えられる病気には何がありますか?
くるぶしが痛い原因や考えられる病気には何がありますか?
怪我、積み重なる負荷、加齢による変形、痛風・関節リウマチなどの関節の炎症などがあります。
くるぶしの痛みの原因には、打撲・捻挫・骨折などの怪我、繰り返しかかる足首への負担や加齢による変形、痛風やリウマチによる関節の炎症などがあります。
これらが原因となる病気は、以下のとおりです。
足首の怪我
打撲や捻挫
内出血が目立つ場合には骨折に注意が必要です。
骨折
内側のくるぶしは脛骨(けいこつ)、外側のくるぶしは腓骨(ひこつ)という名前の骨の一部です。足首を強く捻ると、両方の骨が骨折することも少なくありません。
腱の脱臼
外側のくるぶしの後ろを通る腓骨筋腱(ひこつきんけん)という腱が、くるぶしを乗り越えて前に移動する(=脱臼)怪我です。
繰り返しかかる足首への負担や加齢による変形
変形性足関節症
足首の骨の軟骨がすり減ることで、くるぶしの腫れや、歩いた際の痛みが起こります。女性に多く、内側のくるぶしに起こりやすいとされます。過去の大きな怪我や、細菌感染症などが原因となる場合があります。
(大人の)扁平足
つちふまずが無くなる病気ですが、大人の場合では内側のくるぶしのまわりの痛みや腫れが先に見られる場合が多いです。つちふまずを支えるための腱が、内側のくるぶしのまわりで傷つくため、症状が起こります。
足根管症候群
内くるぶしのすぐ下には足根管というスペースがあります。足根管症候群は、ここを通る神経に障害が起こる病気です。内くるぶしや足の裏に痛みやしびれを感じます。変形性足関節症や扁平足なども原因のひとつです。
関節の炎症
痛風
痛風は、足首でも痛みや腫れを起こす場合があります。
関節リウマチ
関節リウマチでは、手や足のさまざまな関節で、腫れや変形を起こします。足では、親指が変形して外反母趾となったり、足首が変形して腫れたり扁平足となったりします。
細菌感染症
足は擦り傷や打撲などの怪我をしやすい場所です。そこから細菌が入り、足首の皮膚や関節のまわりに炎症を起こして、腫れや熱をもつ場合があります。
(参考文献)
くるぶしの外側に痛みがある場合、原因はなんでしょうか?
くるぶしの外側に痛みがある場合、原因はなんでしょうか?
外側のくるぶしは捻挫や骨折を起こしやすい場所です。腓骨筋腱脱臼といったケガもあります。
外くるぶしに痛みを感じる場合、いくつかの病気の可能性があります。
捻挫や骨折
スポーツや仕事で足首を捻った、高いところから落ちたなどのエピソードがあれば捻挫や骨折の可能性があります。特に捻挫は、外くるぶしに多くおこります。
腓骨筋腱脱臼
腓骨筋腱(ひこつきんけん)とは、外くるぶしの後ろを通る腱です。足を捻挫した際に、この腱がずれてしまい外くるぶしに乗り上げてしまった状態を腓骨筋腱脱臼といいます。痛みが起こりますが、腱がもとの位置に戻ってしまうと通常の捻挫と区別がつきにくい場合があります。足首を動かすことで腱が再度脱臼すると、腫れが分かりやすくなります。
変形性足関節症
過去に足首の骨折や細菌感染症をおこしたことがある方では、変形性足関節症(足首の軟骨がすり減ってしまう病気)の可能性があります。女性に多く、内側のくるぶしの腫れや痛みが出やすいという特徴がありますが、外側のくるぶしだけに症状が出る場合もあります。
(参考文献)
壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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