褥瘡
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/10
あなたの症状と褥瘡の関連をAIでチェックする
褥瘡について「ユビー」でわかること
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褥瘡とはどんな病気ですか?
長い時間圧迫されていた皮膚が赤くなり、やがて、皮膚がえぐれてできる潰瘍です。
褥瘡への対処法は?
こまめにからだの向きを変えるなどして長時間の圧迫を避け、褥瘡の予防をすることが最も重要です。褥瘡を疑った際は、早めに医療機関に相談してください。
褥瘡の専門医がいる近くの病院はありますか?
褥瘡の専門医がいる病院を見る褥瘡のQ&A
- A.
褥瘡の重症度を評価するために、臨床ではDESIGN-R分類、NPUAP分類、TIME理論などが用いられています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る褥瘡(じょくそう)の重症度の分類法には以下のようなものがあります。
DESIGN-R分類
DESIGN-R分類は日本褥瘡学会が開発した分類法で、
- Depth(深さ)
- Exudate(浸出液)
- Size(大きさ)
- Inflammation/Infection(炎症/感染)
- Granulation(肉芽組織)
- Necrotic tissue(壊死組織)
- Pocket(ポケット)
についてそれぞれ評価するものです。
NUPAP分類
NUPAP分類とは欧米で用いられる分類法で、重症度を
- ステージⅠ(発赤を伴った損傷のない皮膚)
- ステージⅡ(浅い開放潰瘍として現れる真皮の部分欠損)
- DTI疑い(皮下軟部組織損傷に起因する、限局性の皮膚変色)
の3つに分類するものです。
TIME理論
TIME理論とは、
- Tissue non-viable or deficient(活性のない組織または組織の損傷)
- Infection or Inflammation(感染または炎症)
- Moisture imbalance(湿潤のアンバランス)
- Edge of wound-non advancing or undermined(創辺縁の治癒遅延またはポケット化)
についてそれぞれ評価するものです。
その他に簡便で実用的な分類として、創面の色調による分類もあります。- 黒色期
- 黄色期
- 赤色期
- 白色期
に分類して治療方針を決定していくことも多いです。
- A.
褥瘡の初期段階では、皮膚が赤みを帯びます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る外的な圧力が加わる部位の皮膚に、赤みが出現します。
褥瘡(じょくそう)による赤みかどうか簡単に見分ける方法に、以下のようなものがあります。
透明なガラス板を押し当てた時に、- 赤みが消えるようであれば褥瘡ではない赤み
- 赤みが消えないようであれば褥瘡の初期段階による赤み※
であると診断ができます。
※皮膚の真皮にある血管が破綻していると推察されるため
身近にガラス板がない場合は、赤みの周囲を指で押すことによっても代用可能ですが、力の入れ加減によっては正確な診断ができないこともあるため、注意が必要です。 - A.
外的な力が加わり続けることによる血流の阻害が原因です。進行に応じた皮膚の変化がみられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る褥瘡(じょくそう)の原因・メカニズム
身体に加わった外的な力は、骨と皮膚表層の間にある軟部組織という箇所の血流を低下、あるいは停止させることがあります。この状況が一定時間以上持続されることで、組織に不可逆的※な阻血性障害(血流が途絶えることによる障害)に陥ります。その結果、褥瘡が発生するとされています。
健康な人は就寝中も自然に寝返りを打つことでこれを予防しています。しかし、自分で動けず栄養状態が悪い痩せた人では、特に骨が突出した部位に褥瘡が発生しやすくなります。
※不可逆的:一度変化したら元の状態に戻らない褥瘡で見られる症状
進行度によって、以下のようなさまざまな皮膚の変化がみられます。
監修医師
診療科・専門領域
- 内科