慢性副鼻腔炎で抗生物質が効かないのはなぜですか?
細菌感染と関係がない慢性的な炎症が副鼻腔に起こっていると考えられます。
慢性副鼻腔炎で抗生物質が効かない場合、原因が細菌感染だけではないことが多いと考えられます。慢性副鼻腔炎では、細菌を直接原因とする急性の感染ではなく、副鼻腔の粘膜に慢性的な炎症が持続している状態が主体となっているためです。
特に、好酸球の関与による炎症では、細菌の増殖が主な原因ではないため、抗生物質を使用しても十分な効果が得られないことがあります。また、炎症によって副鼻腔の通気や排膿が障害されていると、点鼻薬が炎症部位に届きにくくなることもあります。
このような場合には、抗生物質の継続ではなく、炎症を抑える治療(ステロイド薬の内服や生物学的製剤)や、処置・手術によって副鼻腔の通りを改善する治療が必要になることがあります。症状が改善しない場合は、主治医が病態を評価したうえで、治療方針を見直します。
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真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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