慢性副鼻腔炎の原因は何がありますか?
ウイルスや細菌、真菌の感染やアレルギー、歯の炎症などがあります。
慢性副鼻腔炎の原因には以下のようなものがあります。
ウイルスや細菌感染
風邪などのウイルス感染をきっかけに鼻や副鼻腔の粘膜に炎症が起こり、その後細菌感染が加わることで炎症が長引き、慢性副鼻腔炎へ移行することがあります。炎症が続くことで副鼻腔の換気や排膿が妨げられ、膿や粘液がたまりやすくなります。急性副鼻腔炎を繰り返すことも、慢性化の一因となります。
真菌感染
副鼻腔内にカビ(真菌)が関与するタイプの副鼻腔炎も存在します。免疫力が低下している方や、高齢者にみられることがありますが、健康な方でも発症することがあります。真菌が副鼻腔内に存在することで炎症が持続し、通常の抗菌薬では改善しにくい点が特徴です。画像検査で特徴的な所見を示すことがあります。
アレルギー(2型炎症)
喘息などに関連した2型炎症が慢性副鼻腔炎の原因となることがあります。このタイプでは、好酸球という炎症細胞が関与し、鼻茸(ポリープ)を伴う慢性副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎)を発症しやすいのが特徴です。鼻づまりや嗅覚障害が強く出やすく、近年ではデュピルマブ(デュピクセント®)やメポリズマブ(ヌーカラ®)といった生物学的製剤による治療が行われる場合もあります。
歯の炎症
上あごの歯根の炎症など、歯の病気が原因で副鼻腔に炎症が波及することがあります。特に上顎洞は歯と解剖学的に近いため、歯科的な治療が必要となるケースも少なくありません。この場合、耳鼻咽喉科と歯科の連携による治療が重要です。
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真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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