縮瞳と散瞳の違いは何ですか?
縮瞳は瞳孔が小さくなること、散瞳は瞳孔が大きくなることです。
縮瞳は瞳孔(黒目の真ん中の穴)が収縮して小さくなる状態、散瞳は瞳孔が拡大して大きくなる状態を指します。生理的には明るい場所で縮瞳、暗い場所で散瞳が起こり光量を調節しますが、病的には、
- それぞれ薬物(縮瞳はオピオイドなど、散瞳は散瞳点眼薬や交感神経興奮薬)
- 神経障害(縮瞳は副交感神経の過剰興奮や交感神経の麻痺、散瞳は動眼神経の麻痺や交感神経の過剰興奮)
- 中毒
- 脳病変
などが原因になります。左右差、対光反射、随伴する神経症状などを総合して鑑別します。縮瞳・散瞳は単なる「瞳孔の大きさの変化」ではなく、全身や神経系の重要なサインであるため、軽視してはいけません。
縮瞳について、特に知りたいことは何ですか?
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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
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