縮瞳の場合、主にどのような治療をしますか?
原因療法が基本です。
縮瞳そのものを直接治療するというより、縮瞳を起こしている原因を特定してその治療を行うことが基本です。薬物(例:オピオイド)による場合は薬剤の中止や拮抗薬(オピオイド過量ならナロキソン)投与が必要です。有機リン中毒なら解毒(アトロピンやプラリドキシムなど)と支持療法、眼局所の炎症なら抗炎症点眼治療、点眼薬が原因なら中止や拮抗的点眼を行います。
神経・脳病変(例:脳幹出血)による縮瞳では脳外科的・内科的急性処置が優先され、根本原因が改善しないと瞳孔所見は戻らないことがあります。アトロピン点眼などで一時的に瞳孔を広げて検査・治療を行うこともあります。
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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
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