遠視の人が老眼になるとどうなりますか?
遠視の人が老眼になると、近くがよりいっそう見えにくくなる可能性があります。
遠視の人が老眼になると、近くがよりいっそう見えにくくなるという特徴があります。もともと遠視の目は、近くを見る際に多くの調節力(ピントを合わせる力)を必要とします。若いうちはこの調節力が強いため、遠視であっても自覚症状が少ないことがあります。しかし、年齢とともに水晶体の弾力が低下し、調節力が弱まってくると、近くにピントを合わせることが難しくなり、遠視と老眼の両方の影響を受けるようになります。
その結果、遠視の人は一般的に、老眼の症状が早く、かつ強く出る傾向があります。例えば、「手元の文字が急に見えづらくなった」「眼鏡をかけていても本が読みにくい」といった症状が、一般の人よりも早い年代で現れることがあります。
また、遠視と老眼が重なると、適切な視力矯正をしなければ、遠くも近くも見えにくくなることがあります。このような場合には、遠くと近くの両方に対応した遠近両用眼鏡や遠近両用コンタクトレンズが必要になることがあります。
このように、遠視の人が老眼になると、視生活に与える影響が大きくなりやすいため、早めに眼科での視力検査と適切な矯正を受けることが重要です。自覚症状が少なくても、見え方に違和感がある場合は、我慢せず専門医に相談することがすすめられます。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
遠視
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです