遠視用のコンタクトはありますか?

遠視の矯正には、眼鏡だけでなくコンタクトレンズも有効な選択肢のひとつです。

解説

遠視の矯正には、眼鏡だけでなくコンタクトレンズも有効な選択肢のひとつです。遠視用のコンタクトレンズは、眼鏡と同様に凸レンズ(プラス度数)を用いて、網膜の後方で焦点が合ってしまう状態を補正し、視界をはっきりとさせる役割を果たします。コンタクトレンズには、いくつかの種類があり、使用者のライフスタイルや視力の状態に応じて適したタイプが選ばれます。

一般的によく使われるのはソフトコンタクトレンズで、装用感がよく、日常的に使いやすいのが特徴です。ワンデータイプや2週間交換型、1ヶ月交換型などがあり、衛生面や使い勝手の面から選ぶことができます。遠視に対応したプラス度数の製品も多く市販されています。

また、角膜の乱視が強い場合や、より正確な矯正を求める場合には、ハードコンタクトレンズ(RGPレンズ)が選ばれることもあります。ハードレンズは視力の安定性が高く、適切に管理すれば長期間使用できるメリットがあります。

さらに、40代以降で老眼の症状も出てきた人には、遠くと近くの両方を補える遠近両用コンタクトレンズも利用できます。これは、遠視と老視の両方を同時に矯正するために設計されたレンズです。

ただし、コンタクトレンズの使用には注意点もあります。自分の目に合った度数やレンズの種類を選ぶためには、眼科での検査と処方が不可欠です。また、長時間の装用や不適切な使用は目に負担をかけ、乾燥感や炎症などのトラブルを招く可能性があるため、正しい使い方と衛生管理を心がける必要があります。

このように、遠視の人でもコンタクトレンズを使うことで快適な視生活を送ることが可能ですが、必ず眼科医の指導のもとで使用することが大切です。

公開日

最終更新日

東北大学病院 眼科

山口 知暁 監修

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