強度近視は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

強度近視の治療には、点眼薬やサプリメントが使われることがあります。

解説

強度近視の治療に使用される点眼薬やサプリメントは以下の通りです。

1. 低濃度アトロピン点眼

アトロピンという目薬は、近視の進行を抑える効果があることが昔から知られており、2年間で近視の進行をおおよそ20〜60%程度抑える効果があるとされています。
ただし、濃度が高いと瞳孔が大きく開きすぎて、明るい場所がまぶしくなったり、近くが見えにくくなったりする副作用があります。
そこで、現在では副作用が少ない低い濃度のアトロピン点眼が使われるようになっています。

2. クロセチン(近視抑制サプリメント)

クロセチンは、近視の進行を抑える効果があるとされる成分で、内服サプリメントとして使用されています。
小学生を対象とした研究では、近視の進行を20%ほど抑え、目の奥(脈絡膜)が薄くなるのを防ぐ効果が確認されています。
クロセチンは飲むタイプなので、軽い近視の子どもにも使いやすく、他の治療と組み合わせて使えるのがメリットと言われています。

それぞれの方法にメリットや効果の違いがあるので、医師と相談しながら自分に合った治療を選ぶことが大切です。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 眼科

恒矢 美貴 監修

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