ヒトメタニューモウイルス感染症の場合、主にどのような治療をしますか?
特効薬はなく、症状を和らげる対症療法が中心です。重症化したら入院治療が必要な場合もあります。
ヒトメタニューモウイルス感染症の治療は、基本的に対症療法が中心となります。
ヒトメタニューモウイルス自体に効果のある抗ウイルス薬は、現時点では存在しないため、症状を緩和し、患者さん自身の免疫力でウイルスを排除することを目的とします。
症状に応じた治療や予防方法
- 発熱:解熱剤を使用
- 咳:鎮咳薬や去痰薬を使用
- 鼻水・鼻づまり:鼻炎薬や鼻スプレーを使用
- 脱水症状の予防:こまめな水分補給(特に乳幼児や高齢者は注意)
重症化した場合の治療
重症化して入院が必要な場合には、点滴や酸素投与などのより積極的な治療が行われます。呼吸困難がある場合には、酸素投与、場合により人工呼吸器管理が必要になることもあります。
また、細菌による二次感染を防ぐために、抗生物質が投与されることもあります。
治療中は、安静を保ち、十分な休息を取ることが重要です。また、感染拡大を防ぐために、咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染対策を徹底することも大切です。
症状が改善しない場合や、悪化する場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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