槌指(マレットフィンガー)の手術後、気を付けることは何ですか?
骨折部の安静保持が重要です。爪の変形や傷口の細菌感染などの合併症にも注意が必要です。
手術後の回復を確実にするためには、骨折部の安静保持と合併症への注意が必要です。具体的には以下のようにいくつかの注意点があります。
固定期間とリハビリ
骨折を固定するために使用した鋼線(K-ワイヤー)は、骨がくっついたことが確認された後(通常は術後4~6週間)に抜去されます。その後、指の動きを回復させるための積極的なリハビリが開始されます。このように安静が必要な期間と、リハビリが重要な期間を意識することが大切です。
夜間固定の継続
鋼線を抜いた後も、治療効果を維持して再発を防ぐために、夜間に装具やシーネで第1関節を伸ばした状態に固定し続ける場合があります。状況によって固定方法や期間が異なるため、医師の指導にしっかり従いましょう。
合併症の観察
手術では、保存的治療に比べていくつかの合併症が起こる可能性があります。特に注意すべき合併症には、ピン刺入部近くの爪の変形や細菌感染症があります。また、まれに固定した骨の位置が再びずれてしまうことや、腱の断裂などが起こる可能性があるため、異常を感じたらすぐに医師に報告することが重要です。
槌指(マレットフィンガー)について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
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槌指(マレットフィンガー)
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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