槌指(マレットフィンガー)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
痛み止めの種類を変更したり、装具の種類を変更したりすることで症状が改善するかを確認します。
薬の効果が不十分で痛みが強い場合には、まずは痛み止めの種類を変更して鎮痛効果を高めたり、固定のために使用している装具を変更し、症状の改善が得られるかを確認します。そのうえで、これ以上装具による保存療法を続けても治癒が難しいと判断された場合は、手術の必要性を検討します。
【手術が必要になるケース】
骨折を伴う「骨性マレット指」で、骨折部が大きくずれている場合や、長期間の固定でも腱がつながらなかった場合です。
【主な手術方法】
経皮鋼線刺入法(石黒法など)
皮膚を切開せず、外から数本の鋼線(ワイヤー)を骨に刺して、関節と骨片を固定する方法です。身体への負担が比較的少なく、主流となっている術式です。
観血的整復固定術
皮膚を切開し、直接患部を見ながら小さなネジやアンカー(錨のような器具)を使って腱や骨を固定します。
槌指(マレットフィンガー)について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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