槌指(マレットフィンガー)の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
装具の自己着脱を避けるようにして、定められた期間は第1関節をまっすぐ固定し続けることです。
この病気の治療中に最も気を付ける必要があるのは、「指示された固定(装具やシーネ)をしっかりと守ること」です。特に腱性マレットで行われることの多い保存的治療においては、患者さんが自分で不必要に固定を外さないことが非常に重要になります。装具を外してしまうと、せっかく癒合しようとしている指を伸筋腱が、再び離れてしまうリスクがあります。また、それ以外にも装具を装着している際は、次のような点に注意が必要です。
皮膚のトラブル
装具の締めすぎや、極端に指を反らせた状態での固定は、皮膚の血流が悪くなる原因となるため避けましょう。
衛生管理
週に一度程度、医師の指示のもとで装具を一時的に外し、皮膚を清潔に保つ必要があります。この頻度は状況によって異なるため、医師の指示に従いましょう。
その他、突き指に対してよく行われる「指を引っ張る」といった民間療法は、骨折や脱臼がある場合に状態を悪化させる可能性があるため、絶対に避けてください。
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(参考文献)
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槌指(マレットフィンガー)
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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