「槌指(マレットフィンガー)」とはどのような病気ですか?
怪我のあとに指の第一関節が曲がり、自分でまっすぐ伸ばせなくなる状態です。
槌指(つちゆび:マレットフィンガー)とは、指の最も先端にある関節(いわゆる第1関節)が、まるで木槌のように曲がったままになってしまう病気です。これは突き指など、指先に強い外力が加わることで起こります。この病気の本質的な問題は、指先を伸ばすための伸筋腱(しんきんけん)がうまく機能しなくなることです。このため、指を伸ばすことができなくなります。
この病気は損傷のタイプによって、主に2つに分けられます。
腱性マレット指
指を伸ばすスジ(伸筋腱)が切れてしまう、または伸びてしまうタイプです。
骨性マレット指
伸筋腱が付着している指先の骨(末節骨)が、骨折を生じてずれてしまうタイプです。関節に損傷が及ぶと、指の曲げ伸ばしの機能障害や痛みの持続にもつながるため、早めに適切な治療を受ける必要があります。
どちらのタイプも、自分で指先をまっすぐに伸ばすことができなくなる点や、第一関節に腫れや痛みを生じる点で共通しています。見た目での判断はできません。正確な診断と治療のためにも整形外科を受診しましょう。
槌指(マレットフィンガー)について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
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槌指(マレットフィンガー)
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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