いぼ痔(内痔核)の原因や考えられる症状には何がありますか?
長時間座る、トイレで強くいきむなどの生活習慣が原因と考えられています。主な症状は出血、脱出、かゆみです。
長時間座る、トイレで強くいきむなどの生活習慣は、肛門の血液の流れを悪くします。血液の流れが滞ると、細かい血管が走っている粘膜・皮膚の下の組織が膨らんで痔核となります。
内痔核の出血は鮮やかな赤色であることが多いです。暗い赤色や赤紫色の出血の場合は肛門より奥の大腸から出血している可能性があります。
内痔核が大きくなると肛門の外側に出ること(=脱出)があり、さらに脱出した内痔核が外に出たまま腫れてしまい痛みが出ることがあります。
また、肛門のしまりが悪くなることで便や粘液が肛門からお尻に漏れて皮膚を刺激し、かゆみの原因となります。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
いぼ痔(内痔核)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「いぼ痔(内痔核)」とはどのような病気ですか?
痔核とは、肛門の粘膜・皮膚の下にあるやわらかい組織が徐々に大きくなり、出血などの症状を起こす状態になったものです。肛門の粘膜側にできた痔核を内痔核といいます。
いぼ痔(内痔核)には初期症状はありますか?
肛門からの出血、いきんだときに膨らんだいぼがお尻の穴の外側にとびでること(脱出)が主な初期症状です。
いぼ痔(内痔核)の場合、主にどのような治療をしますか?
大きく分けて保存的治療と外科的治療があります。保存的治療には生活習慣の改善と薬物療法、外科的治療には結紮切除術、ゴム輪結紮法、硬化療法、分離結紮法があります。
いぼ痔(内痔核)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
肛門科または消化器外科を受診しましょう。肛門からの出血、肛門のしこりやいぼなどの症状があれば、まずは受診して診察を受けましょう。
いぼ痔(内痔核)のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
肛門の周りがぷにぷにするのはいぼ痔ですか?
いぼ痔(内痔核)以外にも、直腸脱、肛門ポリープ、肛門がんなど、肛門付近にでっぱりやしこりを感じる病気があります。まずは病院を受診して診察を受けましょう。
いぼ痔はどれくらいで治りますか?
いぼ痔の大きさ、重症度、治療内容によって違います。
いぼ痔では排便の際に気を付けることはありますか?
便秘にならないように、十分な水分と食物繊維をとりましょう。トイレで強くいきむことは避けてください。
いぼ痔は自然に治りますか?
いぼ痔は自然に治りません。生活習慣の改善や薬物療法によって症状が和らぐこともありますが、正しい診断と適切な治療のためには、まず病院を受診しましょう。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。