「いぼ痔(内痔核)」とはどのような病気ですか?
痔核とは、肛門の粘膜・皮膚の下にあるやわらかい組織が徐々に大きくなり、出血などの症状を起こす状態になったものです。肛門の粘膜側にできた痔核を内痔核といいます。
肛門の粘膜・皮膚の下には、血管、筋肉、結合組織からなるやわらかい組織(肛門クッション)があります。
血液の流れが滞る、粘膜・皮膚の下の組織がゆるむなどの原因により肛門クッションが徐々に大きくなると、出血、痛みなどの症状が起こり、この状態を「痔核」といいます。
肛門の粘膜側(お尻の穴の内側)にできた痔核を「内痔核」と呼び、肛門の皮膚側(お尻の穴の外側)にできた痔核を「外痔核」といいます。
粘膜の下には痛みを感じる神経が乏しく、皮膚の下には痛みを感じる神経があるため、内痔核は痛みがなく、外痔核は痛みが起きやすいです。
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最終更新日:
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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