「濾胞性リンパ腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
B細胞のがん化が原因となります。
濾胞性リンパ腫はBリンパ球が、がん化することによって起こる病気です。
原因は完全には解明されていませんが、年齢、免疫機能の低下や、特定の薬剤やウイルスなどがリスクを高める可能性があると考えられています。
濾胞性リンパ腫は血液のがんの一種であり、Bリンパ球という抗体をつくる働きを持つ細胞ががん化することで発生します。
明確なリスク因子は確認されていませんが、以下のような要因がリスク増加と関係している可能性があると考えられています。
年齢
他のがんと同様に、高齢になるにつれ発症するリスクが高くなると考えられています。
免疫抑制剤
臓器移植などにより、免疫を抑える薬を飲んでいる方は、発症のリスクが高いと考えられています。
免疫不全状態
HIV感染などにより免疫機能が低下している方は、発症リスクが高いとされています。
この他にも、飲酒や喫煙などもリスクとなる可能性が指摘されています。
上記の要因は確立したものではなく、直接、濾胞性リンパ腫を引き起こすわけではありません。
これらの要因を持たない方でも濾胞性リンパ腫になる可能性はありますので、首や脇、鼠径部のしこり、原因不明の発熱、急激な体重減少など、濾胞性リンパ腫が疑われる症状が出現した場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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