濾胞性リンパ腫のステージIIIでは、どのような治療を行いますか?
主にリツキシマブやオビヌツズマブなどを用いた薬物治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージⅢでは、症状の有無や腫瘍量に応じて、無治療経過観察(watch and wait)や、リツキシマブやオビヌツズマブなどによる薬物治療が行われます。
濾胞性リンパ腫では、病変が横隔膜の上下両側に出現している場合に、ステージⅢに分類されます。
ステージⅢと診断された場合、腫瘍量が少ない場合には、リツキシマブ単剤による薬物治療が行われ、腫瘍量が多い場合には、リツキシマブやオビヌツズマブに、CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)、CVP(シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン)、あるいはベンダムスチン(B)などを組み合わせた治療が主に行われます。
また、濾胞性リンパ腫は進行が遅い病気であり、ステージⅢであったとしても、症状が出現していない場合があり、その場合には無治療経過観察となり、すぐに治療を開始しないこともあります。
濾胞性リンパ腫のステージと治療法の選択については、主治医の説明を十分確認するようにしましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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