濾胞性リンパ腫のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
ステージⅣでは薬物治療を行います。再発例では薬物治療や放射線治療、造血幹細胞移植などが行われます。
濾胞性リンパ腫のステージⅣでは、リツキシマブやオビヌツズマブによる薬物治療や放射線治療などが行われます。
再発濾胞性リンパ腫では、前治療の内容などを考慮して、薬物治療や放射線治療、造血幹細胞移植などが行われます。
濾胞性リンパ腫では、肺や胃、腸管などのリンパ系以外の臓器(リンパ外臓器)に病変が出現した場合には、ステージⅣに分類されます。
ステージⅣと分類された場合、腫瘍量が少ない場合には、リツキシマブ単剤による薬物治療が行われ、腫瘍量が多い場合には、リツキシマブやオビヌツズマブに、CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)、CVP(シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン)などを追加した治療が主に行われます。
再発濾胞性リンパ腫と診断された場合には、前治療の内容や再発までの期間、患者さんの状態、患者さんの希望などをもとに、リツキシマブやCHOPとの併用療法、フルダラビンなどを用いた薬物治療、放射線治療、造血幹細胞移植など、さまざまな治療の中から選択されます。
また、濾胞性リンパ腫は進行が遅い病気であり、ステージⅣや再発例であったとしても、症状が出現していない場合には、無治療経過観察となることがあります。
濾胞性リンパ腫のステージと治療法の選択については、主治医の説明を十分確認するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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「濾胞性リンパ腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
B細胞のがん化が原因となります。
濾胞性リンパ腫の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
首や脇、鼠径部のしこり、発熱、寝汗などの症状が初期からみられ、進行するにつれ症状が顕著になります。
濾胞性リンパ腫の進行速度はどのくらいですか?
他のがんと比べてかなり緩徐に進行します。
濾胞性リンパ腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科を受診しましょう。
濾胞性リンパ腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
濾胞性リンパ腫のステージIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIIでは、どのような治療を行いますか?
主にリツキシマブやオビヌツズマブなどを用いた薬物治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
余命についてのデータは確認できませんでした。ステージ別の5年相対生存率を以下に示します。
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