濾胞性リンパ腫の経過観察期間はどれくらいですか?
症状がなくとも、数ヶ月~1年に一度は通院し、検査などを受ける必要があります。
濾胞性リンパ腫の場合、症状がなくとも、数ヶ月~1年に一度は通院し、検査などを受ける必要があります。
濾胞性リンパ腫は進行の緩徐な病気であるため、診断後しばらくは無治療で経過観察が行われることがあります。中には、自然経過で一時的な腫瘍縮小がみられる場合もあります。
経過観察中は数ヶ月~1年に一度通院し、CT検査や場合により生検(組織の一部を切り取り、観察する検査)などを受けます。
経過観察中に、進行期へ移行したり、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)へ転換する可能性もあります。
DLBCLは濾胞性リンパ腫よりも攻撃的なリンパ腫であり、治療が必要です。そのため、DLBCLへ転換した場合には、放射線治療や薬物治療などを開始します。
首、脇、鼠径部などのしこりや、発熱、寝汗の量の増加、急激な体重減少などの症状が出現した場合には、期間に関係なく専門の医療機関を受診するようにしましょう。
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最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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「濾胞性リンパ腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
B細胞のがん化が原因となります。
濾胞性リンパ腫の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
首や脇、鼠径部のしこり、発熱、寝汗などの症状が初期からみられ、進行するにつれ症状が顕著になります。
濾胞性リンパ腫の進行速度はどのくらいですか?
他のがんと比べてかなり緩徐に進行します。
濾胞性リンパ腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科を受診しましょう。
濾胞性リンパ腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
濾胞性リンパ腫のステージIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIIでは、どのような治療を行いますか?
主にリツキシマブやオビヌツズマブなどを用いた薬物治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
ステージⅣでは薬物治療を行います。再発例では薬物治療や放射線治療、造血幹細胞移植などが行われます。
濾胞性リンパ腫のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
余命についてのデータは確認できませんでした。ステージ別の5年相対生存率を以下に示します。
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