濾胞性リンパ腫の10年生存率はどれくらいですか?
10年生存率は72.4%でした。
濾胞性リンパ腫の10年生存率は72.4%です。
フィンランドで行われた研究によると、10年生存率は72.4%、疾患特異的生存率は86.6%と報告されています。
疾患特異的生存率とは、ある特定の病気による死亡のみをカウントし、それ以外の原因で亡くなった方は除外した場合の生存率です。
この研究では、濾胞性リンパ腫患者さんの(100%-86.6%=)13.4%が10年間で濾胞性リンパ腫が原因で亡くなったということを意味します。
上記は1997年から2016年におけるフィンランドでの調査の結果です。
生命予後は、ステージや個々の患者さんの状態、治療効果によって異なるため、このデータを個人の予後予測に直接利用することはできません。
治療法の選択や予後については、主治医と十分に相談するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
濾胞性リンパ腫
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「濾胞性リンパ腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
B細胞のがん化が原因となります。
濾胞性リンパ腫の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
首や脇、鼠径部のしこり、発熱、寝汗などの症状が初期からみられ、進行するにつれ症状が顕著になります。
濾胞性リンパ腫の進行速度はどのくらいですか?
他のがんと比べてかなり緩徐に進行します。
濾胞性リンパ腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科を受診しましょう。
濾胞性リンパ腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
濾胞性リンパ腫のステージIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIでは、どのような治療を行いますか?
主に放射線治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIIIでは、どのような治療を行いますか?
主にリツキシマブやオビヌツズマブなどを用いた薬物治療が行われます。
濾胞性リンパ腫のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
ステージⅣでは薬物治療を行います。再発例では薬物治療や放射線治療、造血幹細胞移植などが行われます。
濾胞性リンパ腫のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
余命についてのデータは確認できませんでした。ステージ別の5年相対生存率を以下に示します。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。