濾胞性リンパ腫の経過観察期間はどのくらい?進行速度は?最新の治療法は?
濾胞性リンパ腫について、特に知りたいことは何ですか?
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濾胞性リンパ腫の最新治療について教えてください。
濾胞性リンパ腫の最新治療について教えてください。
抗CD20抗体であるリツキシマブに加え、CAR-T療法や二重特異性抗体などがあります。
濾胞性リンパ腫の治療は、患者さんの年齢や病気の広がり、症状の有無などを考えて選ばれます。近年は抗CD20抗体(リツキシマブなど)を中心とした免疫療法と抗がん剤を組み合わせた治療が広く行われています。
また、再発や治療が効きにくい場合には、分子標的薬や免疫の力を利用する新しい治療も用いられるようになっています。たとえば、EZH2阻害薬(タゼメトスタット)やCAR-T細胞療法(アキシカブタゲン シロルユーセルなど)、二重特異性抗体(モスネツズマブ、エプコリタマブなど)が登場し、治療の選択肢は広がっています。
これらの新しい治療は、従来の治療が難しい患者さんにも効果が期待されています。
(参考文献)
濾胞性リンパ腫の経過観察期間はどれくらいですか?
濾胞性リンパ腫の経過観察期間はどれくらいですか?
症状がなくとも、数ヶ月~1年に一度は通院し、検査などを受ける必要があります。
濾胞性リンパ腫の場合、症状がなくとも、数ヶ月~1年に一度は通院し、検査などを受ける必要があります。
濾胞性リンパ腫は進行の緩徐な病気であるため、診断後しばらくは無治療で経過観察が行われることがあります。中には、自然経過で一時的な腫瘍縮小がみられる場合もあります。
経過観察中は数ヶ月~1年に一度通院し、CT検査や場合により生検(組織の一部を切り取り、観察する検査)などを受けます。
経過観察中に、進行期へ移行したり、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)へ転換する可能性もあります。
DLBCLは濾胞性リンパ腫よりも攻撃的なリンパ腫であり、治療が必要です。そのため、DLBCLへ転換した場合には、放射線治療や薬物治療などを開始します。
首、脇、鼠径部などのしこりや、発熱、寝汗の量の増加、急激な体重減少などの症状が出現した場合には、期間に関係なく専門の医療機関を受診するようにしましょう。
(参考文献)
濾胞性リンパ腫の進行速度はどのくらいですか?
濾胞性リンパ腫の進行速度はどのくらいですか?
他のがんと比べてかなり緩徐に進行します。
濾胞性リンパ腫の進行速度は、一般的に他のがんと比較して緩徐であり、適切な処置を受けることで、長期間生存できる可能性があります。
濾胞性リンパ腫は緩徐に進行するがんであり、無症候かつ腫瘍量が少ない場合には、治療を行わなくても数年以上無症候の状態を維持できるとされています。
そのため、診断後しばらくは無治療での経過観察となる場合があります。
また、ステージごとの5年相対生存率は以下の通りで、他のがんに比べてかなり良好な予後が期待できます。
- ステージ1:97.4%
- ステージ2:90.2%
- ステージ3:88.9%
- ステージ4:84.7%
ただし、1年間あたりで約2%の患者さんは、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)への転換が見られます。
転換後の予後は一般的に不良ですが、転換後にR-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン併用化学療法)を行うことで、治療効果が期待できます。
DLBCLへの転換の有無を確認するためにも、無治療経過観察の場合には、必ず定期的に病院を受診するようにしましょう。
(参考文献)
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編集・監修基準について
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医師執筆/監修
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東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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