家族性地中海熱の患者さんはどのくらい生きられますか?
早期発見、早期治療によりアミロイドーシスを防ぐことができれば、命に関わることはありません。
家族性地中海熱の患者さんがどのくらい生きられるかについては、具体的なデータはなく不明です。
家族性地中海熱を含む自己炎症性疾患の概念自体が比較的新しいこともあり、余命について正確にはわかっていません。
しかし、一般的にはアミロイドーシスを発症しなければ命に関わることはないと言われているため、長期生存が可能です。
ただし、未治療のまま放置してしまうと、命に関わるリスクがあります。炎症を繰り返すことでアミロイドーシスを発症し、腎臓や心臓などの臓器不全をきたす恐れがあります。
適切な治療によりアミロイドーシスを防ぐことができるため、早期発見および早期治療が重要です。
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最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
K. Migita, et al. Medicine (Baltimore). 2012, 91(6), 337-343.
西小森 隆太ほか. 自己炎症性症候群. 小児内科. 2015, 47, p.766-770.
今川 智之. 自己炎症症候群の治療と予後. 炎症と免疫. 2011, 19, p.158-162.
岸田 大. 家族性地中海熱の診断と治療. 信州医学雑誌. 2019, 67, p.229-240.
日本リウマチ学会.“家族性地中海熱”.日本リウマチ学会.https://www.ryumachi-jp.com/medical-staff/disease_drug/kazokuseichichukainetsu/,(参照 2024-04-22).
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