多系統萎縮症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
リハビリテーションや生活環境の見直しをしましょう。
多系統萎縮症の根治的治療法は確立されておらず、対症療法となります。
さまざまな薬が試されますが、効果に乏しいことが多いでしょう。
薬での治療に並行して、リハビリテーションや口腔ケア、転びやすいこと、今後車椅子となり寝たきりになってしまう可能性が高いことを考慮した生活環境を整えることが大切です。
また、嚥下障害が出てきたら、胃瘻を作るのか、CVポートという栄養価の高い点滴を入れるポートを作るのかなど、栄養の摂取方法を考えなくてはなりません。
呼吸障害が出てきたら、人工呼吸器も念頭にどこまでの医療行為を行うかを検討しなくてはなりません。
これらの医療行為は、人それぞれの生命感が関わってきます。
ご本人を含め、ご家族でよくご検討しておくことをおすすめします。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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