多系統萎縮症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/11
あなたの症状と多系統萎縮症の関連をAIでチェックする
多系統萎縮症について「ユビー」でわかること
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多系統萎縮症とはどんな病気ですか?
多系統萎縮症とは神経の複数の系統 (自律神経、大脳基底核、小脳)が変性する疾患で、多くの場合は3つの系統のうち1つから症状が出現し、最終的には3つの系統全ての症状が揃います。自律神経系では起立性低血圧や発汗障害、排尿障害を認めます。大脳基底核の障害ではパーキンソン病と類似した動作緩慢、歩行障害等を認めます。小脳系では歩行時のふらつきや、呂律が回らない、手足の細かい動きができないなどの症状が出現します。
多系統萎縮症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
多系統萎縮症への対処法は?
変性疾患であり、緩徐に症状が進行します。3つの系統のうち1つでも当てはまる症状があれば、脳神経内科を受診してください。
多系統萎縮症の専門医がいる近くの病院はありますか?
多系統萎縮症の専門医がいる病院を見る多系統萎縮症のQ&A
- A.
寝たきりとなり、呼吸障害が起こることもあります。
解説多系統萎縮症は、他の脊髄小脳変性症やパーキンソン病よりも進行が速いと言われています。
平均で、発症から歩行に介助が必要になるまで3年、車椅子が必要になるまで5年、寝たきり状態になるまで8年、死亡に至るまで9年と報告されています。
生命予後に関わる症状として、嚥下障害や呼吸障害があります。
嚥下障害が出てきたら、栄養の摂取方法を考えなくてはなりません。
呼吸障害が出てきたら、人工呼吸器も念頭にどこまでの医療行為を行うかを検討しなくてはなりません。
また、多系統萎縮症では睡眠中の突然死例が多いとされており、人工呼吸器などの呼吸補助療法を行っていても突然死する症例もあることから、この突然死は防ぐことが難しく、メカニズムは完全には解明されていません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る一般社団法人日本神経学会.“脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018”..https://www.neurology-jp.org/guidelinem/sdmst/sdmst_2018.pdf,(参照 2025-04-11).
水野 美邦.“神経内科ハンドブック 第5版 鑑別診断と治療”.医学書院.https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/87594,(参照 2025-04-11). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説多系統萎縮症は、主に小脳症状、パーキンソン症状、自律神経症状をきたす病気です。セルフチェックだけで診断することは難しいと考えます。
以下のような症状がある場合は、脳神経内科を受診しましょう。小脳症状
- 泥酔していないのに泥酔しているような話し方
- ふらつき、バランスが取れない、めまい感
- 物との距離感が掴めないなど
パーキンソン症状
- 振戦、手がふるえる
- 小刻みな歩行
- 動作が遅くなった
- 身体が固まる
- 姿勢反射障害、後ろに引っ張られると踏ん張れず倒れてしまうなど
自律神経症状
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、多系統萎縮症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る一般社団法人日本神経学会.“脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018”..https://www.neurology-jp.org/guidelinem/sdmst/sdmst_2018.pdf,(参照 2025-04-11).
水野 美邦.“神経内科ハンドブック 第5版 鑑別診断と治療”.医学書院.https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/87594,(参照 2025-04-11). - A.
小脳症状、パーキンソン症状、自律神経症状のいずれかが目立ちます。
解説多系統萎縮症の主要症状のうち、いずれかが目立つことが多いです。
主要症状は、です。
発症当初は、小脳症状、パーキンソン症状、自律神経症状のいずれかが目立つことが多いです。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る一般社団法人日本神経学会.“脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018”..https://www.neurology-jp.org/guidelinem/sdmst/sdmst_2018.pdf,(参照 2025-04-11).
水野 美邦.“神経内科ハンドブック 第5版 鑑別診断と治療”.医学書院.https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/87594,(参照 2025-04-11). - A.
小脳症状、パーキンソン症状、自律神経症状をきたす病気です。
解説症状としては、
を主に、麻痺などの錐体路症状も引き起こします。
徐々に歩行に介助が必要となり、最終的には寝たきりとなります。
呼吸障害や嚥下障害を引き起こすこともあります。
根治的治療は確立されておらず、対症療法となります。指定難病のひとつです。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る一般社団法人日本神経学会.“脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018”..https://www.neurology-jp.org/guidelinem/sdmst/sdmst_2018.pdf,(参照 2025-04-11).
水野 美邦.“神経内科ハンドブック 第5版 鑑別診断と治療”.医学書院.https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/87594,(参照 2025-04-11).
多系統萎縮症について、医師からのよくある質問
- めまいがしますか?
- ぐるぐると目を回したときのようなめまいを感じますか?
- 車酔いのように頭や体がぐらぐら揺れますか?
- 自力で立ち上がるのは難しいですか?
- 最近歩行が不安定になり、何かにつかまらないと歩行出来なくなっていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科