脊髄小脳変性症

小脳や周辺の神経細胞が正しく機能しなくなり、スムーズな運動の調節ができなくなる病気の総称です。

具体的な寿命のデータはありません。予後は患者さんによって異なります。

遺伝しないものの原因はまだ明らかではなく、遺伝性のものについてはいくつかの原因遺伝子が確認されています。

歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいという症状が現れます。

歩行時のふらつき・転倒や、実際には止まっているものが揺れて見えるなどがあります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

運動機能、食事および栄養、呼吸についての各項目で症状を評価します。

根本的な治療法はまだ確立していません。対症療法として、薬物療法やリハビリテーションを行います。

起立時や歩行時の転倒、誤嚥などに注意しましょう。

残念ながら現時点で脊髄小脳変性症が完治された方はいませんが、治療法の研究・開発は継続して進められています。

起き上がり、歩行、バランス保持の練習や、筋肉量の維持のためのリハビリを行います。

神経内科、脳神経内科、小児神経内科を受診してください。

運動失調に対して、プロチレリン酒石酸水和物（ヒルトニンⓇ︎）注射薬とタルチレリン（セレジストⓇ︎）内服薬が使われます。

歩行リハビリテーションを行うこともあります。