脊髄小脳変性症には初期症状はありますか?
歩行時のふらつき・転倒や、実際には止まっているものが揺れて見えるなどがあります。
脊髄小脳変性症には初期症状があります。
ただし、脊髄小脳変性症は小脳や脊髄の神経系が徐々に機能を失う神経変性疾患の総称ですので、それぞれの病気で特徴的な症状はさまざまです。
研究によると、脊髄小脳変性症の初期症状としては、次の症状が報告されています。
脊髄小脳変性症の初期症状(報告の多い順)
- 不安定な歩行
- 頭位性めまい(頭を動かした際に、特定の位置になると生じるめまい)
- 動揺視(実際には止まっているものが揺れているように見える)
公開日:
最終更新日:
病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
(参考文献)
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「脊髄小脳変性症」とはどのような病気ですか?
小脳や周辺の神経細胞が正しく機能しなくなり、スムーズな運動の調節ができなくなる病気の総称です。
脊髄小脳変性症の原因は何がありますか?
遺伝しないものの原因はまだ明らかではなく、遺伝性のものについてはいくつかの原因遺伝子が確認されています。
脊髄小脳変性症ではどのような症状がありますか?
歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいという症状が現れます。
脊髄小脳変性症の場合、主にどのような治療をしますか?
根本的な治療法はまだ確立していません。対症療法として、薬物療法やリハビリテーションを行います。
脊髄小脳変性症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
神経内科、脳神経内科、小児神経内科を受診してください。
脊髄小脳変性症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
脊髄小脳変性症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
運動失調に対して、プロチレリン酒石酸水和物(ヒルトニンⓇ︎)注射薬とタルチレリン(セレジストⓇ︎)内服薬が使われます。
脊髄小脳変性症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
歩行リハビリテーションを行うこともあります。
脊髄小脳変性症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
起立時や歩行時の転倒、誤嚥などに注意しましょう。
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