脊髄小脳変性症の場合、主にどのような治療をしますか?

根本的な治療法はまだ確立していません。対症療法として、薬物療法やリハビリテーションを行います。

解説

残念ながら、まだ脊髄小脳変性症の根本的な治療法や病状の進行を止める治療法はありません。
このため、現時点では、各症状に対しての対症療法が治療の主体となります。

例えば、薬物療法として、失調症状に対して甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)誘導体を、足のつっぱり感やめまい感に対してそれぞれのお薬を使用するなどしています。
また、リハビリテーションも重要で、歩行や立ち上がり・起き上がり、話すためなどのリハビリテーションを行い、それぞれの症状の改善をはかります。

公開日

最終更新日

病院勤務 脳神経内科

鈴木 智 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

脊髄小脳変性症

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

「脊髄小脳変性症」とはどのような病気ですか?

小脳や周辺の神経細胞が正しく機能しなくなり、スムーズな運動の調節ができなくなる病気の総称です。

脊髄小脳変性症の原因は何がありますか?

遺伝しないものの原因はまだ明らかではなく、遺伝性のものについてはいくつかの原因遺伝子が確認されています。

脊髄小脳変性症ではどのような症状がありますか?

歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいという症状が現れます。

脊髄小脳変性症には初期症状はありますか?

歩行時のふらつき・転倒や、実際には止まっているものが揺れて見えるなどがあります。

脊髄小脳変性症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

神経内科、脳神経内科、小児神経内科を受診してください。

脊髄小脳変性症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

脊髄小脳変性症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

運動失調に対して、プロチレリン酒石酸水和物(ヒルトニンⓇ︎)注射薬とタルチレリン(セレジストⓇ︎)内服薬が使われます。

脊髄小脳変性症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

歩行リハビリテーションを行うこともあります。

脊髄小脳変性症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

起立時や歩行時の転倒、誤嚥などに注意しましょう。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら